日本語名のディレクトリを英語化

現在Ubuntuを使っているわけですが、コマンドで操作をするときにディレクトリ名が日本語だと色々と不便な事があります。
コマンドは基本的に英語なのでそこへ日本語が入ると入力モードを切り替えて入力しないといけません。
GUIだと良いのですが、CUIだと非常に面倒である、環境によっては行けない可能性もある様です。(ある意味高いセキュア性があると言えるが)
そこで英語化してコマンド入力の効率化を図ります。
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Linuxのバージョン確認

一般的にLinuxを使っている場合、最近はGUIの搭載が進み、マウスで操作できる環境が整っています。
この状況下で使用中のlinuxのバージョンが見たい場合は設定画面等で確認することが出来ます。
しかし、サーバーなどを構築すると、GUIはあまり使いません、主な理由はセキュアとパフォーマンスの向上が目的です。
ではコマンドだけで確認するにはどうすればいいのでしょうか?
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インストール

 パソコンの様々な機能を追加する事は今や当り前の事です。インストール方法を紹介します。
 なお、パッケージを管理しているソフトに寄って方法が変わってきます、有名な所をいくつか説明します。

 「yum」による管理の場合

 # yum -y install <パッケージ名>

 「install」でインストール可能なパッケージをインストールします。

 「-y」オプションは通常「インストールしますか?」というアナウンスがされるのですが、毎回「はい(yes)」を押すのが面倒なので、全てを「はい(yes)」にする為に指定します。


 「rpm」による管理の場合

 # rpm -i <PAS>

 <PAS>ではインストールするファイルのパスを指定します。このファイルは個別に入手します。

 なお進捗度の確認をする為に「-v」(詳細な情報の表示)と「-h」(進行状況の表示)オプションを指定してあげると確認がし易くなります。

 例:「# rpm -ivh <PAS>


 「apt-get」による管理の場合

 # apt-get update
 # apt-get -y -i <パッケージ名>

 「update」でパッケージリストの更新をします。

 「-i」で更新したパッケージリストを元に指定されたパッケージをインストールします。

 「-y」オプションは通常「インストールしますか?」というアナウンスがされるのですが、毎回「はい(yes)」を押すのが面倒なので、全てを「はい(yes)」にする為に指定します。


 「dpkg」による管理の場合

 # dpkg -y -i <PAS>

 <PAS>ではインストールするファイルのパスを指定します。このファイルは個別に入手します。

 「-y」オプションは通常「インストールしますか?」というアナウンスがされるのですが、毎回「はい(yes)」を押すのが面倒なので、全てを「はい(yes)」にする為に指定します。

アップデート

 インストールされているパッケージのアップデート方法を紹介します。
 なお、パッケージを管理しているソフトに寄って方法が変わってきます、有名な所をいくつか説明します。

 「yum」による管理の場合

 # yum -y check-update
 # yum -y update

 「check-update」でアップデート可能なパッケージを確認します。

 「update」でアップデート可能なパッケージをアップデートします。

 「-y」オプションは通常「アップデートしますか?」というアナウンスがされるのですが、毎回「はい(yes)」を押すのが面倒なので、全てを「はい(yes)」にする為に指定します。


 「rpm」による管理の場合

 # rpm -U <PAS>

 <PAS>ではアップデートに必要なファイルのパスを指定します。このファイルは個別に入手します。

 なお進捗度の確認をする為に「-v」(詳細な情報の表示)と「-h」(進行状況の表示)オプションを指定してあげると確認がし易くなります。

 例:「# rpm -Uvh <PAS>


 「apt-get」による管理の場合

 # apt-get update
 # apt-get -y upgrade

 「update」でパッケージリストの更新をします。

 「upgrade」で更新したパッケージリストを元にアップデート可能なパッケージをアップデートします。

 「-y」オプションは通常「アップデートしますか?」というアナウンスがされるのですが、毎回「はい(yes)」を押すのが面倒なので、全てを「はい(yes)」にする為に指定します。

Epson LP-A500F プリンタの設定

 ここではLAN接続したEpson製のレーザープリンタ「LP-A500F」のインストール、設定を解説します。
プリンタのネット設定が完了している事を前提に解説しますので、設定が済んでいない人は、マニュアル等を確認しながら設定を完了しておいて下さい。

 設定その物はディストリビューションに依って操作が若干変わってきますので、代表的な設定方法を記載します。

なお、下記に必要なファイルは全て
Avasys社「LP-A500」用Linuxドライバ
よりダウンロードします。

時よりリンクが切れる事があるので、その時はAvasys社からリンクし、上部の「ダウンロード」をクリックし、左ペイン内のダウンロード以下の「MFP」よりダウンロードして下さい。

ダウロードの注意として「CUPS」版と「LPRng」版の二種類があり、Linuxがプリンタを管理する代表的な二大印刷システムとなっています。
現在「CUPS」は幅広い対応もありメインとなってきていますが、ディストリビューションや機種に依っては「LPRng」の方が使い勝手が良い事も有りますので、状況に応じて設定を変えて見て下さい。


 「rpm」による「CUPS」版の場合

 まずは下準備です。上記よりRedHat系用のCUPS版
「Epson-LPA500-filter-cups-1.0-0.i386.rpm」
「Epson-LPA500-filter-1.0-0.i386.rpm」
をダウンロードします。

 念の為に「Epson-LPA500-filter-cups-1.0-0.i386.rpm」書庫内「./usr/share/cups/model/」にある「Epson-LP-A500-fm3.ppd」を別に展開しておきます。

 次に以下のコマンドを入力します。

 # yum provides libstdc++.so.5
 # yum provides libstdc++-33.i386

 これで下準備は終わりです。次に以下のコマンドを入力します。

 # rpm -ivh <ディレクトリ名>/Epson-LPA500-filter-cups-1.0-0.i386.rpm
 # rpm -ivh <ディレクトリ名>/Epson-LPA500-filter-1.0-0.i386.rpm

 インストール自体は「yum」でも良いと思いますが、今後アップデートをかける事も無いと思いますので「rpm」で行います。

 OSを「再起動」させます。

 再起動が終わりましたら、GUIによる操作を行います。まずブラウザを立ち上げ以下のURLを入力します。
http://localhost:631/

 「プリンタの追加」をクリックします。

 「名前」の項目にプリンタ名「LP-A500」、「場所」の項目にはプリンタに設定したIPアドレス(例:192.168.1.5等)を入力し、「続ける」をクリック。

 「デバイス」の項目には「Internet Printing Protocol(http)」を選択し、「続ける」をクリック。

 「デバイス URI」の項目に
「http://<指定したIPアロデス>:631/EPSON_IPP_Printer」
と入力し、「続ける」をクリック。

 「参照」を選択し、予め展開していた「Epson-LP-A500-fm3.ppd」を選択し「プリンタの追加」をクリック。

 使用のOSのアカント&パスワードを求めてきますので「root」権限のパスワードを入力して「OK」をクリック。

 これでプリンタがインストールされます。


 「apt-get」による「CUPS」版の場合

さて、Debian系は専用のパッケージが無い分、下準備に少し手順が増えます。

 まずは下準備です。上記よりRedHat系用のCUPS版
「Epson-LPA500-filter-cups-1.0-0.i386.rpm」
「Epson-LPA500-filter-1.0-0.i386.rpm」
をダウンロードします。

 次に「alien」コマンドを使用してパッケージ変換を行います。

 # alien <ディレクトリ名>/Epson-LPA500-filter-cups-1.0-0.i386.rpm
 # alien <ディレクトリ名>/Epson-LPA500-filter-1.0-0.i386.rpm

 変換されたパッケージ「epson-lpa500-filter-cups-1.0-0.i386.deb」書庫内「./usr/share/cups/model/」にある「Epson-LP-A500-fm3.ppd」を別に展開しておきます。

 次に以下のコマンドを実行します。

 # apt-get install libstdc++5

 これで下準備は終わりです。次に以下のコマンドを入力します。

 # apt-get install <ディレクトリ名>/epson-lpa500-filter-cups-1.0-0.i386.deb
 # apt-get install <ディレクトリ名>/epson-lpa500-filter-1.0-0.i386.deb

 後は上記な内容で「再起動」からは同じ操作になります。

LVMボリュ-ムのマウント・データ救済

 パソコンは不安定な機器に一つです、今回解説するのはLinuxOSが何らかのトラブルで起動しなくなった場合に、LVMボリュ-ムからデータを救済する方法です。

条件は以下の通りです。

まず物理的なトラブルでない事やウイルスでない事など、あくまでもOSのみのトラブルで有効です。
その他はこの解説での救済が困難だと思ってください。。

次に下準備の説明です。

まずCDからLinuxが起動可能なLiveCDを入手します。
HD領域に数GB程度の未使用の領域がある場合はインストールディスクでも可能です。
これは、未使用の領域にインストールする事で、最近は簡単にマルチブート起動できる為です。
(注:未使用領域以外を指定してインストールするとデータが消えます。)

お奨めのディストリビューション

Ubuntu・・・特に初心者に大変優しいDebian系OS。自動化が進んでおり、高度技術をあまり必要でない。
Fedora・・・アグレッシブなRedHat系OS。細かい設定も出来る、広い範囲のレベルに対応。

次にインストールが完了した前提で解説します。
まずは以下のコマンドを実行します。

 # lvscan
ACTIVE ‘/dev/VolGroup00/LogVol00’ [*** GB] inherit
ACTIVE ‘/dev/VolGroup00/LogVol01’ [*** GB] inherit
ACTIVE ‘/dev/VolGroup01/LogVol00’ [*** GB] inherit
ACTIVE ‘/dev/VolGroup01/LogVol01’ [*** GB] inherit

 結果を見てみましょう、まず「LogVol00」と「LogVol01」がそれぞれ二個ずつあります。
これは、旧OSと新OSのそれぞれのボリュ-ムが出ている状態です。
通常は上の2行に現行のシステムがインストールされていて、それ以外が旧OSのボリュ-ムになります。
余談ですが私は容量で見極める事もします。
また、ディレクトリが一緒なのでマウントのトラブルとなる訳ですので、ディレクトリが違う場合は下のマウント作業に移行して良いです。

次に上記ディレクトリが混同している場合を想定しての手順を解説します。
以下のコマンドを実行します。

 # vgchange -an VolGroup00

これで「VolGroup00」が無効となりました。
次にディレクトリ名を変更し有効化します。

 # vgrename VolGroup00 <任意のボリューム名>
 # vgchange -ay <任意のボリューム名>

最後にマウントします。

 # mkdir /mnt/<任意のフォルダ名>
 # mount /dev/<上記ボリューム名>/LogVol00 /mnt/<上記フォルダ名>

これでマウントが完了し、データの閲覧が可能となります。
急いで、バックアップを取りましょう。。

LVMに関するコマンド一覧
LVMパーティション管理