Sambaの領域をマウントする方法

今やポピュラーなファイルサーバ「Samba」。
データの移行やバックアップを行うという事は良くある話です。
外付けのHDDにバックアップすることが多いのですが、とあるサーバから別のサーバへとデータをコピーする事もあります。
「Samba」にはそういう状況に応じたコマンドももちろん搭載してます。

人によっては、自身のPCからそれらのサーバを開き、ドラッグ&ドロップする方も居ましたが、PCを一機経由するのでスピードロスなどもあり効率的ではあります。
ダイレクトに転送する以下の手順をご紹介します。

まずマウント処理を簡単に行うために「smbfs」をインストールします。
この「smbfs」は”Linux”に限らず”Windows”で構築したサーバなども簡単にマウント出来ますのでお勧めです。
以下は「apt-get」を例にします。

 # apt-get install smbfs

そしてサービスの再起動

 # /etc/init.d/samba restart

次に、マウント領域を作ります。

 # mkdir /mnt/ <フォルダ名>

 上記では「mnt」フォルダ内にフォルダを作ってますが、セキュアに不都合の無い範囲で好きに作って問題ないです。

いよいよマウントです。

 # smbmount //<接続先サーバ名>/<接続先サーバの領域> /mnt/<接続元の上記作成したマウント領域> -o username=<ログイン名>

長くなってますが一行です。
実行後にパスワードを入力しますと、マウントされます。
なお、パス認証の無いサーバはオプションを付ける必要もなくマウントされます。

オプションですが、一部は以下の内容です。

 username=<ログイン名>
  接続先サーバにログインする時のユーザ名を指定します。

 codepage=cp932
  日本語文字化けの解決策その1

 iocharset=euc-jp
  日本語文字化けの解決策その2

日本語を使うサーバに接続する場合は上記の解決策を追記します。
 例:「username=<ログイン名>,codepage=cp932,iocharset=euc-jp

最後に、アンマウントの方法。

 # unmount /mnt/<接続元の上記作成したマウント領域>

以上です。