時折起こる状況だが、依頼者が持ってきたデータ(動画など)の変換などをする時に、持ってきているデータのフォルダ階層を予め自身でもわかるように、わざわざネーミングして、フォルダに仕分けてからくる人がいる。
こちらは変換用のソフトでデータを読み込み変換するわけだが、そうなると書き出すときに、大体二択の書き出し先となる。
元データと同じ場所か、独自の場所か、という事になる。
それぞれの問題は、前者では元データと混同し、誤って使用したり、削除する等のリスクを抱える事、後者では、せっかくのフォルダ分けを生かせられないという点だ。
そこで、依頼者と同じフォルダ階層を構築し、変換済みのデータを入れるのが良いと考える。
ただフォルダも数個であれば手動でも問題ないが、数十あると手動では負担が大きいので、フォルダ階層のみをコピーすることとする。
CUIでのコピー方法
まず、[Win]キーを押し”cmd”と入力。
検索結果に「コマンドプロンプト」が表示されるので、この項目をクリックしコマンドプロンプトを起動。
以下のコマンドを入力する。
xcopy /t /e “コピー元フォルダ” “コピー先フォルダ”
解説は以下の通り。
- 「xcopy」
- コマンド名
- 「/t」
- オプション:ファイルが存在するフォルダのみコピーする
- 「/e」
- オプション:ファイルが存在しないフォルダのみコピーする
”のみのみ”が続くが、前者は何かが入ってるフォルダのみをコピーするため、空のフォルダはコピーされない。
この特性を理解して、利用すると良いが、今回はすべてのコピーをする為に、二つのオプションを設定してる。
最後に[Enter]キーを押せば、対象のディレクトリ構造がコピーされる。
以上